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ブルートウ症候群(アテローム塞栓症)
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ブルートウ症候群(アテローム塞栓症)

突然足の指が紫色になって心配になったことはありませんか?もしかするとブルートウ症候群の可能性があるかもしれません。
きのう指に重いものを落としてしまった、新しい靴を履いて指が痛かった、マラソンで足を酷使した、など明らかに足に外傷があったなら、ブルートウ症候群ではない可能性が高いでしょう。
しかし、こういった原因がないのに、突然足の指が冷たくなった、痛くなった、紫色になってきたという場合はブルートウ症候群の可能性があるかもしれません。これはアテローム塞栓症ともいい、足の非常に小さな血管が、上半身からの血管を通しておりてきた動脈硬化性プラークで詰まってしまう症状です。
足の指が突然冷たくなって、紫色になったとしても、すべてがブルートウ症候群とはいえません。他の病気としては脈管炎、糖尿病による足の指の傷なども考えられます。
治療法は微小血管が詰まる原因となった動脈硬化性プラークがどこから来たのかを突きとめることから始まります。
足の指が紫色になっただけだから、ちょっと様子を見よう、ということで、足をマッサージしたり、ぬるま湯につけて暖めたりしてごまかしてしまうのは大変危険です。どの科にかかっていいのかわからない場合はまずかかりつけのお医者さんに相談してみましょう。または創傷ケアセンターにまずは連絡をしてアドバイスを得るという方法もあります。
参照:Marx: Rosen's Emergency Medicine, 7th ed.
ブルートウ症候群