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MRI検査|メインビジュアル
MRI検査
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MRI検査とは?

Magnetic Resonance Imagingの略で日本語では核磁気共鳴画像法といいます。
この検査によって体内の詳細を画像で診断することができます。
MRI検査ではX線を使わず、強い磁気とラジオ波を一緒に使って鮮明な画像を作り出します。
身体に害の無い磁気とラジオ波を使うため、放射線による被曝の心配がありません。

創傷治療におけるMRI・・・骨髄炎

深い創傷があると心配なものに骨髄炎があります。 これは微生物などによって引き起こされる骨の感染のことで、骨が感染すると骨の中に膿がたまり、そのままにしておくと膿が骨への血行を妨げ、慢性骨髄炎にかかったり、他の部分に感染が拡大して、敗血症にかかるおそれもあります。 また骨髄炎の悪化で切断となるケースも見られます。 骨まで届くような深い傷があると骨髄炎になっている可能性が高いため、MRIで確認する必要があります。
骨髄炎にかかっていることが確認されたときは、感染を無くして悪化を防ぐ治療が行われます。 通常は抗生剤により感染の原因となっている微生物を退治します。 感染がひどい場合は、壊死した骨を取り除く手術が行われ、手術後も抗生剤を最低6週間続けることが多いです。

検査の前に…

  • MRIは強い磁石を使いますので、検査の前には腕時計やアクセサリーなどの金属類を外します。
  • 化粧品の中には微量の金属を含むものもありますから、化粧もあらかじめ落としておきます。
  • 歯の矯正器具や詰め物は通常問題にはならないようです。
  • 検査時間はだいたい1時間ほどかかります。
また以下の項目に当てはまることがあれば、担当医もしくは看護師にあらかじめ伝えておく必要があります。
  • 以前手術を受けたことがある。
  • ペースメーカーなどが体内にある。
  • 金属のボルトなどが体内にある。
  • 刺青がある。
  • 妊娠している、妊娠している可能性がある。
  • 閉所恐怖症である。

検査手順

  • ①用意された検査用衣服に着替えます。
    ②検査用ベッドに横たわり、体を固定します。
  • ④MRIの機械音がうるさく感じられるかもしれません。耳栓や音楽の聞こえるヘッドフォンが用意される場合もあります。
  • ⑤必要に応じて造影剤を注射されることもあります。
  • ③ベッドに横たわるとそのベッドが移動して磁気のトンネルのようなものの中に入って検査が行われます。
    トンネルの中に入っていても検査係と会話をすることができます。
  • ⑥検査中はじっとしている必要があります。検査係から体の向きを変えたりするよう指示があった場合は、その指示に従ってください。