糖尿病 潰瘍 足

除圧|メインビジュアル
除圧
足の図書館
メディアリリース

除圧とは

除圧というのは、その部分に体重がかからないようにするという意味です。 医師が「除圧が必要」と判断したときは、歩行を禁止するか、創傷ができている部分もしくは創傷ができそうな下肢に体重がかからないようにする処置をします。
寝たきりや車椅子の方においては、お尻や腰のあたりの除圧が必要なこともあります。

除圧はなぜ必要?

人間が歩行をするとき、足や足首にはとても大きな圧がかかります。
この圧は新しい組織や血管の生成を妨げます。
もしあなたのお尻や腰のあたりに褥瘡(床ずれ)がある場合、その傷の部分を下にして寝たり座ったりしてはいけません。
傷に圧がずっとかかっていると、傷の治りが遅くなったり、傷が悪化したり、最悪の場合は傷が治らないこともあります。

除圧の方法は?

除圧には様々な方法があります。
一番簡単なのは、動かずにベッドで安静にしていることです。しかし、これはいつもできるという訳ではありませんね。
しかし、傷の状態などに応じてベッド上安静が必要な場合もあります。医師からベッド上安静といわれた場合、その指示を守ることが大切です。
足に傷がある場合は、除圧用の靴や装具を処方される場合があります。
この靴や装具によって、歩いても傷の部分に圧がかからないようになります。
ですが、休めるときは休んで、傷が治るまではなるべく歩き過ぎないようにしましょう。
寝たきりの方、車椅子の方には、特殊なマットレスや車椅子用クッションを用いて除圧をします。寝たきりの方はいつも同じところを下に寝ているとそこが床ずれとなりますので、時々からだの向きを変えることが大切です。
またベッドに寝たきりでも足のかかとなどがマットにあたって傷になる場合もありますので、注意する必要があります。