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植皮(しょくひ)術|メインビジュアル
植皮(しょくひ)術
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植皮術とは?

体のある部分から取った皮膚を別の部分へ貼り付けることをいいます。

分層植皮

手術の前に麻酔をかけ、患者様ご自身の健康な皮膚を外科的に取り、創傷などの部分に貼付します。
これを分層植皮(ぶんそうしょくひ)といい、皮膚の一番上(表皮)とそのすぐ下の真皮の一部を移植します。
皮膚は普通、お尻・ももの内側など衣服に隠れた部分から採取されますが、皮膚の色合いなどによって決められます。
採取した皮膚は創傷などの上に置かれ、ガーゼ・綿などで圧迫、医療用ホチキス、縫合などによって貼付されます。

全層植皮

開放骨折など多くの組織が欠損している方には、表皮から真皮までの全層植皮(ぜんそうしょくひ)が必要となります。
この場合は筋肉、血管などを含んだ部分が背中やお腹から採取され移植されます。

こんな場合植皮が必要です

  • 大きな創傷
  • やけど
  • 治癒に植皮が必要な外科手術後
  • 感染による大きな皮膚欠損
  • 美容・再建手術
  • 植皮を受けると…

    皮膚移植された部分から36時間以内に新しい血管ができ始めます。
    ほとんどの植皮は成功しますが、もし治らなかった場合はもう一度植皮をします。そして植皮部分にちゃんと血行があるかチェックします。

    植皮術が必要といわれたのに受けないと、こんな危険も…

  • 創傷が治癒しない
  • 感染
  • 創傷の治癒が遅れる
  • 痛みが長く続く