糖尿病 潰瘍 足

マゴット療法|メインビジュアル
マゴット療法
足の図書館
メディアリリース

マゴット療法とは?

マゴットとはハエの幼虫、つまりうじ虫を創傷治療に使うことをマゴット療法といいます。
マゴット療法では医療用のうじ虫を創傷の上に乗せ、特殊な被服材(患部にはるシート状のもの)で覆ってうじ虫が他に移動しないようにします。
そうするとうじ虫は、壊死や感染した創傷を食べ、創部のばい菌を殺し、創傷を治癒へと導くのです。
ただ、傷の上に生きたうじ虫をのせるという方法に抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思います。
次にマゴットセラピーに関して良く聞かれる誤解について説明します。

マゴット療法に対する誤解や疑問と真実

誤解・疑問真実
うじ虫というのは抵抗があります。多くの患者さんも拒否してるのでは? 患者様が拒否しているのは、悪臭がしたり膿が出ている創傷を放置することであり、創傷によって足を無くしてしまうことです。
治らない傷に効果のない治療を何ヶ月も継続するのと、うじ虫を2日間だけ創部にのせておくのを比べてみれば、抵抗も軽くなるかも?
治療後、使ったうじ虫を全部取り去るのは難しいのでは? うじ虫を取り去るのは、うじ虫が壊死組織を溶かす酵素を分泌し終えた直後(48~72時間以内)です。
傷の深い場所にいるうじ虫も、本能により外に出てくるので傷の底に残ることはなく、動きも遅い虫なので、拭き取りと洗浄で簡単に全て取り除くことができます。
うじ虫に噛まれたら痛いのでは? うじ虫には歯がないので噛まれることはありません。また、うじ虫は腐ってしまった組織だけを食べると言われているため、痛みを感じることは基本的にありません。