糖尿病 潰瘍 足

皮膚潰瘍の鑑別診断 Differential Diagnosis|メインビジュアル
皮膚潰瘍の鑑別診断 Differential Diagnosis

皮膚潰瘍の鑑別診断 Differential Diagnosis

皮膚潰瘍には動脈性、静脈性、糖尿病性、褥瘡の種類に大きく分けられますが、これらに当てはまらない難治性潰瘍は十分の注意を払って診断をしないと、間違った診断に基づいて間違った治療が長期間施されてしまう結果になりかねません。

皮膚潰瘍の鑑別診断 Differential Diagnosis

皮膚潰瘍は、一般的に良く観る静脈不全や糖尿病以外にも原因は多い。下記は最近の米国文献において発表された、下肢の皮膚潰瘍の原因を統括したものである。 創傷の原因に疑問をいだかれた時に参考にされたい。
参照: Richetta et al. Wounds 2005

Causes of ulcerative lesions

血管系: バージャー病
関節硬化症
レイノー病
血栓・静脈炎後症候群
動脈・静脈シャント
リンパ浮腫
血管炎
トラウマ: 熱傷・凍傷
放射線
体圧(褥瘡)
感染症: 虫食い
真菌症
リーシュマニア症
サルコイドーシス
梅毒
結核
神経障害: 糖尿病
腫瘍性: 上皮腫
肉腫
リンパ腫
癌転移
血液系: 血液蛋白異変
凝固性亢進
サラセミア
鎌状赤血球
白血病
代謝系: ゴーシェ病
糖尿病
プロリダーゼ欠損症
その他: 皮下脂肪組織炎
壊疽性膿皮症
糖尿病性リポイド類壊死症