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クイズ・皮膚及び皮下組織の診断と治療|メインビジュアル
クイズ・皮膚及び皮下組織の診断と治療

クイズ・皮膚及び皮下組織の診断と治療

細胞外基質という言葉を聞いたことがあると思います。どのような役割を担っているのか学んでみましょう。

問1. 適当なデブリ、免荷・除圧、浮腫・浸出液のコントロール、湿潤創傷治癒、___、___のひとつひとつの要素が考慮されていないと創傷治療は最良の結果をもたらさない。 上記の下線部にそれぞれ当てはまる語句を選べ。

  • 血流供給、感染コントロール
  • 患者のアクティビティ、遵守
  • 環境要素、既往症
  • 血糖、収縮期血圧

問2. 皮膚の細胞外基質には様々な機能がある。しかし、細胞外基質は次の機能がない。

  • 適切な創傷治癒を管理し調整する
  • 移動を補助し、方向付ける
  • 増殖要因生成を促す
  • 繊維状コラーゲンなしで組織を再構築する

問3. 治癒に必要な仮の細胞外基質が線維状コラーゲンに変化する必要があるのは次のどの創傷治癒過程の時か。

  • 安定した止血の過程
  • 再上皮化の過程
  • 炎症の過程
  • 再形成の過程

問4. ___は特別な細胞と細胞外基質の相互作用で始まり、毛細血管が出現する。

  • 血管新生
  • 脈管形成
  • 動脈形成
  • 対悪液質

問5. 細胞外基質は慢性創傷では機能しておらず、治癒を補佐することができない。その理由のひとつに挙げられるものはどれか。

  • 活性化メタロプロテイナーゼのレベルが低いため
  • 線維芽細胞が細胞外基質を認識せず、増殖因子とその他の信号に対して反応しないため
  • 炎症レベルに変化があるため
  • 細胞と細胞外基質の相互作用不足のため

問6. 難治性創傷において細胞外基質不足を修正するための戦略のひとつでないものはどれか。

  • 白血球非活性化
  • 細胞外基質分解の減少
  • 細胞外基質生成の増加
  • 細胞外基質の置換

問7. 次のうち、小腸粘膜下層に関して間違っているのはどれか。

  • 生物吸収性の三次元細胞外基質である
  • ウシ由来の小腸粘膜下層である
  • 自然生体材料から出来ている
  • 自然基質分子組織を含む

問8. 次のうち、小腸粘膜下層の主な効果でないものはどれか。

  • 細胞の成長と分化を促す
  • 増殖要因に結びつき、保護する
  • 血管新生を補佐する
  • コラーゲンの足場を減少させる

問9. 細胞の増殖、移動、付着、血管新生を助けるのに非常に重要な要素となる糖タンパク質は次のうちどれか。

  • フィブロネクチン
  • テネイシン-C
  • エンタクチン
  • ヒドロキシリジン

問10. 難治性創傷の治療では、2~4週間のスタンダードケアでかなりの縮小が見られない場合、可能性のある原因を探り、可能であれば次のうちどれを実施するか。

  • 細胞外基質置換を追加する
  • 創傷を急性期に変える(例えば外科的デブリードメントなど)
  • 重症感染症が始まる前に切断を考慮する
  • 創傷が治癒し始めるまでスタンダードケアを継続する

答え

  • 問1: A
  • 問2: D
  • 問3: D
  • 問4: A
  • 問5: B
  • 問6: A
  • 問7: B
  • 問8: D
  • 問9: A
  • 問10: A