糖尿病 潰瘍 足

静脈性の創傷|メインビジュアル
静脈性の創傷
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静脈の弁の働きが悪くなり、皮下に水分がたまってできる傷のことを静脈性足潰瘍といいます。
体に余分な水分がたまると、細胞に必要な血液を送り込んだり老廃物を排出させることが難しくなります。そうすると組織が栄養不良になり、もろくなるために、傷ができます。他の部位に比べて足首付近には支持組織が少ないため、特に足首にできやすい症状です。


静脈の弁の働きが悪くなり静脈が逆流する

静脈不全の主な症状

  • 足首、下肢の皮膚の色が薄くなる
  • 皮膚のかゆみや痛みがある
  • 潰瘍(傷)ができる
  • 皮膚が薄くなる
  • 下肢の皮膚がひりひりする
  • 皮膚に斑ができる
  • 下肢、足首などが腫れる
  • 下肢、足首の皮膚が厚くなる

自宅でのケア

病院を受診せず自己判断で治療をすることは、潰瘍の重症化につながる可能性があります。
医師に診てもらい、その指示にしたがうようにしてください。

予防

  • 横になり、下肢(もしくはむくみのある箇所)を心臓より高い位置に上げる。
  • 長時間立ちっぱなし、座りっぱなしにならない。
  • 運動する。適度な運動は水分を静脈やリンパ管に戻し、むくみがひく役目を果たします。
  • 医師に処方された弾性包帯や弾性ストッキングまたは医療用ストッキングは、指示を守り、勝手に外したりしない。 (弾性ストッキングまたは医療用ストッキングは市販もされています。)
  • 食事の塩分を減らすと、水分貯留が減り、むくみが改善されます。
  • むくみ治療に処方されたくすりは指示通りに服用しましょう。

治療

腫れなどの問題を起こしている要因の管理が必要です。
  • 静脈瘤の手術
  • 心不全の薬
  • 利尿剤
  • 弾性包帯や弾性ストッキングまたは医療用ストッキングによる圧迫
  • 静脈ポンプを使ったマッサージ
  • 足を心臓より高い位置に上げる