糖尿病 潰瘍 足

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その他の傷
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創傷の主な原因は糖尿病、動脈の問題、静脈の問題、褥瘡(床ずれ)ですが、他にも原因があります。
ここでいくつかご紹介します。

壊疽性膿皮症

皮膚が虫さされやニキビのように赤く隆起し、膿が溜まった袋ができ、それが潰れて潰瘍になります。
適切な処置をしなければ悪化する治りにくい病気です。
原因は不明ですが、比較的に、女性の下腿に生じることや、大動脈炎症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、リウマチ、糖尿病、白血病などの患者さんに多く生じることがあります。

熱傷(やけど)-特に低温やけど

健康な人は軽度なものであればすぐに治りますが、特に糖尿病の人で神経障害がある場合は、低温やけどに注意が必要です。
コタツや電気アンカで気付かないうちに低温やけどになり、治るまでに数年を要する場合もあります。
寒い時期にストーブや電気毛布を使いますが、足の感覚が麻痺していると熱さに気が付きません。
低温やけどは皮膚の深い場所まで至るため、深刻な状況に陥る場合があるので特に注意してください。

足のタコ(胼胝)やマメ

糖尿病や動脈硬化症の人は、足にできるタコ(胼胝)やマメは要注意です。
軽い内出血に見えても、潰瘍になっている場合が多いため注意してください。
早期発見、早期治療が重要ですので、安易に放置せず創傷ケアセンターに相談してください。

巻き爪

巻き爪はその形状のため、爪を切るときに誤って足の指を傷つけてしまう場合があり、その傷が悪化すると足の指が壊死してしまいます。
また、高齢の方は目が見えにくいため、同様に傷を作り易く注意が必要です。
無理に自分で切らず、ご家族や医療機関に相談してください。